クボタ製 券売機 TV3500 にて 以下の事例の際に
単純に 電源電圧が下がっていることが原因の事があります


■適応事例1
 紙幣の受け入れが 悪くなった場合 識別部の清掃を行なっても ダメな場合
 電源電圧低下の場合があります

■適応事例2
 頻繁に紙幣の釣り札の繰り出しエラーが 起こる場合
 ベルト汚れ や パッキンの不良 や センサーの調整ズレが 大方ですが
 電源電圧の低下が原因の場合も あります
 (電源投入直後より エラー2700 発生等)



必要工具
 ・+ドライバー 
 ・−ドライバー もしくは +ドライバー  直径5mm以下で ロング
 ・テスター 

 手順 図解  詳細 
 1    紙幣ユニット 前のカバーを外す
 2
   TV3500型の場合 紙幣ユニットが PD−100型 
 (グローリー形式は PD-13)
 紙幣ユニットの 電圧を測定

 5VであればOKですが 低い場合は 調整しましょう
 2
  TV3500-N型の場合   最終後期型  紙幣ユニットが PD-110
 紙幣ユニットの 電圧を測定

 5VであればOKですが 低い場合は 調整しましょう
 3  

 右下の電源ユニット ブザーを外す
    内部の 電源ユニットの ボリュームを回し
 電圧が5Vになるように 設定する

 左写真では 内部がわかるように 分解し撮影しております
 実際には 暗いので つまみの位置がわかりにくいので
 ライトで明るくして 確認してね

 時計回りに回すと 電圧が上がります
 一気に回すと 上がり過ぎ故障します テスター電圧を見ながら
 すこしずつ回しましょう
 5  以降 紙幣ユニット標準の センサー電圧調整を行なってください
 
 普段より この電圧は ドリフトしていることが 多いのですが 
 致命的な 障害にはなりにくいのですが この機会にセンサー清掃と調整も行いましょう

 
 
     





識別部(HV-240型) ベルト切れ
 7-8年以上経つと 識別部内部の ベルトが劣化し 切れます
 1-2本なら 切れても 破片を取り除けば  暫くはなんとか使用可能です
 ただし その他のベルトも 間もなく 切れて 使えなくなります

 ・ユニット交換
  ユニット全体での クボタは支給は2009年で表面的には終了し 2015年で完全に終わりました
  

 ・ベルトのみの交換
  このベルト(Vベルト)だけは かろうじて商社を通し入手できるかもしれませんが 在庫は持ちあわせておりません
  その都度 問い合わせとなり  6本で 20000円(送料・税別)程度 納期は2週間程
  交換は かなり器用な方なら 出来ると思いますが 交換マニュアルは有りませんので 自己責任となります


 ・識別部のみ 中古品 貸出
  緊急の方 弊社予備機のTV3500に付いている HV−240を貸し出し可能です
  ベルトは新品では有りませんが 暫くは使えるでしょう
  中古なので販売するには気が重いので 別途考慮しますが

  この識別部はまだなんとかなるのですが
  発券ユニットの出口に有る 黒い平ベルトが もう入手できません
  おそらく 切れるか 伸びて外れ安くなりがちなので
  これを機会に 更新をお考えになってみてください

  壊れたからと 焦って業者に飛びつくと 業者の思う壺で
  きっと ぼったくられそうな気がしますので
  じっくり検討してみてください
  このTV3500型 当時 180万円−200万円だったと思いますが
  おすすめは BT−L252型で その半額ほどになっております
    

    切れています  破片を取れば しばらくは 使えます
     




  識別部交換 カバーを開け ネジ3本とケーブル1本で 止まっています
  


  暫定ユニット貸出可能です